卵巣嚢腫の症状で吐き気がする時とは?

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ここでは、「卵巣嚢腫の症状で吐き気がする時」についてお話します。

 

卵巣嚢腫は、比較的多くの女性に見られる病気です。

 

卵巣にできる良性の腫瘍のことで、
小さければ多くの場合経過観察がほとんどです。

 

初期には自覚症状がほとんどないのが特徴で、
見つかったときにはすでに大きくなっていた、
という事が多いです。

 

卵巣嚢腫でもし吐き気があった場合、
もしかしたら重症なのでは?

 

と不安になるかもしれません。

 

そこで今回は、卵巣嚢腫の症状で
吐き気について紹介します。

 

卵巣嚢腫の症状

 

卵巣嚢腫の症状は、卵巣に液状の内容物が
溜まって腫れ他状態になりますが、

 

卵巣嚢腫 症状 むくみ
でもご紹介した通り、
一般的には自覚することはありません。

 

脳腫が肥大化すると、

 

・下腹部が出てくる
・腹部膨満感を感じる
・しこりに触れる

 

ようになります。

 

肥大化の進行が遅いので、
肥満のように見られることもあります。

 

また、肥大化にともなって周囲の臓器を
圧迫してしまい、

 

・便秘
・腰痛

 

などの症状も現われるようになります。

 

もしいつもと違うと感じるのであれば、
一度病院で検査を受けると良いでしょう。

 

吐き気を伴う場合

 

卵巣嚢腫が肥大化してしまうと、
嚢腫の根元が捻れてしまうことがあります。

 

この状態のことを「茎捻転」と呼びます。

 

茎捻転が発生すると、
強い激痛を感じるようになります。

 

また、捻れたことで破裂したり
感染症に至ってしまったりした場合には、
痛みとともに

 

・吐き気
・嘔吐
・発熱

 

などが生じるのです。

 

卵巣嚢腫で吐き気を伴う場合、
他に強い痛みなどがあれば、
破裂や感染症の疑いもあるのです。

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速やかに医療機関を受診するようにしましょう。

 

卵巣嚢腫の治療法

 

卵巣嚢腫の治療法は、
嚢腫の大きさによって変わってきます。

 

診断は、

 

・触診で腹部の状態を確認する
・婦人科内診

 

によって卵巣嚢腫の可能性を探ります。

 

もし疑いがある場合には、CTやMRI、
超音波検査などによる画像診断で
正確な状態を把握します。

 

また、血液検査を行い、
場合によっては卵巣嚢腫マーカー
によって悪性化したものかどうかを判断します。

 

嚢腫が小さく自覚症状が無い場合には、
特別な治療は行われずに経過観察となります。

 

もし5cm以上の卵巣嚢腫に至っていれば、
その後に破裂や茎捻転が発生する

 

可能性が高まるので、
手術治療が検討されます。

 

手術では、今後の妊娠の可能性を残したい、
特に40歳以下の女性に腫瘍部分のみを摘出する
「卵巣嚢腫核出術」が行われます。

 

嚢腫部の場所にもよりますが、
この方法で摘出しても卵巣機能を

 

残す事ができるので、その後は
妊娠が可能となるのです。

 

もし重症化している場合や、
茎捻転により卵巣が壊死している場合には、
卵巣の全摘出が検討されます。

 

また、卵巣嚢腫が悪性腫瘍で
あった場合も全摘出が行われます。

 

40歳以降の女性であった場合も、
嚢腫が発生している側の卵巣摘出を
検討されることも多いです。

 

手術の方法は、従来の開腹手術の他に、
近年ではより身体に負担の少ない
腹腔鏡下手術が行われることが多くなっています。

 

このように、卵巣嚢腫での吐き気の症状は、
緊急性の高いことも予想されるのです。

 

万が一吐き気を感じるんであれば、
我慢せずにすぐ病院に行くようにしましょうね。

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